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師走の東京。港区にある「女性と仕事の未来館」の企画展「働く女性のBAG達」を訪ねた。バッグデザイナーの稲葉一枝さんによる企画である。 |
心打たれるのは、アジア的特徴として一枚の布で包みモノを持ち運んだ女性達の労働である。アジアの様々な風土、文化の中で、モノを大切に包み込むという心細やかな息使いが聞こえてきそうだ。日本でそれは風呂敷と呼ばれる。風呂敷の様々な包み方の内で「ふろしきBAG」に新鮮な驚きを覚えた。一枚の布からデザインする使用者のしなやかさを、イタリアのデザイナーに見せてやりたいという職業的な誘惑に駆られたことを告白せねばならない。 '68年の革命におけるモードの転換から21世紀の現在。バッグというオブジェを通した使用者の厳しい労働の現場における哀歓から触発されつつ、働き続ける現代女性へ提供するバッグを企画者と同様に捜し求めていきたい。 2007年1月10日 |