アンナマリアについて

アンナマリアの運営会社は、1992年インポート卸として創業いたしましたローズ貿易株式会社です。2004年にWEB店舗アンナマリアを開店し、男女を問わぬイタリアバッグのセレクトショップとしてお客様との対話の場となっております。

当店アンナマリアでは、イタリアの職人企業との長年に渡る信頼関係から日本のお客様がお好みの色でバッグが作れるよう色見本を貸出し素材の感触と色を確かめていただいてからカラーオーダーを承っております。

画像のサンタ・マリア大聖堂（1436年）がフィレンツェの青い空にその優美な姿を現した頃、大聖堂を核とした都市空間においてアルティザンや芸術家達がその才能をいかんなく発揮し、初期ルネサンスの文化を開花させていきます。そのパトロンとなったのがカソリック教会やメディチ家でした。

イタリアのデザインにおける創造力は、ルネサンスの文化運動が特に建築、彫刻、絵画といった領域で革新をもたらした歴史があってこそのことです。更にメディチ家なき後も地域社会が、アルティザンの営為に敬意を払う文化を持続していることがあります。こうした歴史と文化を背景にバッグの新しいデザインもまた生み出されているのです。

サンタ・マリア大聖堂のドームが完成したのは、1436年。初期ルネサンスの絢爛たる華が開花の時を向かえた。1296年の着工から落成まで140年の歳月を要しているため、ゴシック様式とルネサンス様式とが混在しながらも見事な統一感を見せている。

石造のドームの建設を成し遂げたのは、フィリッポ・ブルネルスキ（1377〜1446）である。現在でも世界最大の石造ドームの偉業によって、彼は天才建築家の名を欲しいままにした。

ドームの内部の天井画は、ヴァザーリによる『最後の審判』。ドームの内部は小宇宙である。