活動する身体とバッグとの関係

バッグと人間の身体の関係にドラスティックな変化が現れています。

1970年代以降ラグジュアリーブランドのバッグは、差異の表示のための記号として機能しました。

しかし、21世紀に入ると格付のためのアイテムからユーザーの活動する身体をサポートするアイテムへと変貌を遂げていきます。

特に2011年3・11大震災を契機にその傾向は、益々強まっていきます。

最近の日本のバッグ市場の低迷は、この変化への対応が後手になってしまったことが最大の原因と言えるのではないでしょうか。

長期不況によって消費が低迷しているということもさることながら、活動する身体を側面からサポートするバッグの提供を怠っているというのが真の原因ではないでしょうか。

当店アンナマリアでは、2016年秋冬のコレクションにおいてひとつの回答を提示したいと思っております。

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