イタリアバッグとスローファッション

スローファッションとは、H&M、ZARA、GAPといったファストファッションに対置して用いられる言葉です。

語源は、マクドナルドに代表されるファストフードに対して1980年代にイタリアで起こったスローフード運動から来ていることは明らかでしょう。

スローフードとは、ゆっくり味わって食べるという意味ばかりでなく世界の農業者、漁業者、畜産業者といった生産者と連携しながら、消費者により安全でおいしい食品を提供していくのかといった視点から誕生した運動です。

従って、生産者が再生産可能な価格で品質の高い原材料を供給すると同時に消費者にもそれを理解していただきながら生産と消費の均衡をより高いレベルへと向上させようというものです。

翻って、ファストファッションにおいて低賃金の途上国で大量生産し、先進国で大量販売するというビジネスモデルにも早晩、スローファッションの運動が起きてもおかしくはないでしょう。

当店は、ボッテーガのアルティザンと連携したイタリアバッグの注文生産方式を深掘りしていきたいと思います。

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